会頭挨拶

会員各位

三井物産ビエンチャン事務所の松本でございます。
2025年4月よりラオス日本人商工会議所(JCCIL)の会頭を務めさせて頂くこととなりました。
甚だ微力ではありますがこの重責に全力で取り組む所存ですので、会員の皆様には何卒ご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

私自身は2024年よりJCCILの活動に携わり、会員企業の皆様が直面する諸課題の解決に資する活動や、交流の場の提供を通じた会員企業の皆様のネットワーク作り等に副会頭として取り組んで参りました。
引き続き現場の声を広く集め会員企業の事業活動支援に尽力すると共に、ラオスにおける日系企業並びにJCCILのプレゼンス向上に努めて参ります。

2025年は日ラオス外交関係樹立70周年の節目の年であり、同年1月には両国関係が「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされました。
両国は、ラオスの後発開発途上国(LDC)からの卒業や将来の中高所得国入りに向けた協力を推進することで一致しており、域内における連結性・強靭性強化のための支援方針を確認しております。
日系企業にとっても、クリーン電力の活用や脱炭素化への取組みといった分野で、新たなビジネスチャンスが期待されます。

このような環境下において、本年のJCCILと致しましては、以下の活動を進めて参りたいと考えております。

1.対外活動
①日・ラオス官民合同対話の場を通じて、問題点・課題の具体的改善を図る。
②ラオス国立商工会議所(LNCCI)及び各国経済団体との積極的な交流・情報交換を行い、問題点の共有化を図る。
③日本大使館、JICA、JETRO等関係機関との連携を密にし、有機的な協力関係を維持・拡大していく。
④ASEAN日本人商工会議所連合会のメンバーとして、同連合会の活動への協力を通じて、地域の経済発展と日系企業のビジネス環境の改善に資する。
⑤日本からの投資ミッション等受け入れに協力し、現在の進出企業の問題点・課題の改善を図ると共に、更なる日系企業誘致に寄与する。

2.対内活動
①定例会(年4回開催)の場で、会員各社が持つ問題点や改善点を開示頂き、情報・意見交換をする。また、研究会、勉強会を必要に応じて開催する。
②上記に留まらず、ラオスにおける貿易・投資活動に関連する情報を会員企業に提供する。
③多様化する会員企業からの要望に迅速かつ適切に対応できるようにする。

今後とも皆様のご支援・ご協力を賜りながらJCCILの運営に努めて参ると共に、ビジネスを通じた両国経済の発展を会員企業の皆様と共に更に推進して参りたいと考えております。
何卒宜しくお願い申し上げます。


ラオス日本人商工会議所
会頭 松本 知己